物好き ”爺さん”・・・

昨日・・・

義弟宅に米を分けて貰いに出掛けたら

義妹が「ねえ～　　夕顔いらない・・？。」

「夕顔や茗荷（みょうが）の味噌汁を飲まないと

夏が来た気がしないんだけど、デカ過ぎて半分持っていってや～。」

と・・・・

貰っていくか・・・

と、成行きに任せて・・・


そう云えば・・・

島木赤彦（しまきあかひこ）も夕顔の味噌汁が好きだったな・・・

なんて想いながら、戴いて来ました。

昔は・・・

夏になると、祖母が縁側で「干瓢（かんぴょう）」を

剥いてたな～・・・

俺もやってみるか・・・

妻に云うと・・・

「そんな無駄なことはやめな・・・。」と

一蹴・・・


そこでめげないのが　”俺”・・・

自分の過去を遡る旅も時には良いかと・・・

昔の記憶を頼りに・・・

「皮むき案内治具」を竹で製作・・・



夕顔を輪切りして、剥いてみたら・・・

剥けるじゃあ～・・・

問題ナシ・・・





今時・・

「諏訪の平」を眺めても、干瓢を干してる家が何軒あるかな・・・？。

ましてや・・・

俺の類は「奇人」か「変人」・・・？。

でも・・・

これって、忘れてはいけない文化なんだよね・・・。

（干瓢は干して袋に入って店頭の陳列棚に並んでいるだけでは
　　ないんだよね・・・。）



子供の頃の慎ましい生活は、剥いた後の夕顔の芯が

味噌汁に入っていて、実を取り除いて食べた記憶が・・・

でも囲炉裏の周りには祖母がいて・・・

父がいて・・・

母がいて・・・

兄弟が賑やかく・・・

そんな情景があったんだよな・・・。

そんな原風景・・・

（皆様にもありますよね・・・。）



蝉時雨（せみしぐれ）　

夕餉（ゆうげ）の卓（たく）に好物の

赤彦　愛（め）でし　夕顔の汁


今日の駄作でした・・・。

お盆も近いんで・・

夕顔の味噌汁でも食べて

昔話でもしましょうよ・・・。


追伸

妻と打ち合わせをした訳ではないんですが・・・

今朝の食卓は「そばのむきみご飯」と

「夕顔」と「ささぎ」の味噌汁でした・・・。

夏ですねえ～・・・・。