辛夷(こぶし)の花占い |
(田舎らしい極めて素朴な花占いなんです。)
岡谷市西堀に樹齢300年余の辛夷の木がありました。
古くから・・・
花が上向きに咲けば、豊作
花が横に咲けば、風が強い
花が下向きならば、凶作
と、農作業の目明日(めあす)として占われてきました。
この古木も平成12年に枯れ、今は2世の辛夷の木が
村人達の花占いを見守っています。
今年の御宣託は・・・
今年の花は上向き、「上の中」でした・・・。
古くから村人を見守ってきた花占いは
近世、辛夷の花の下で花占いをしながら
酒を飲み交わす風流人の集まりとなり
今は年に一度の年寄りのお楽しみとなりました。
(俺も参加する歳になっちゃった・・・。)
二世の辛夷の木





直会(なおらい)
年寄り、侮るべからず・・・
みんな、元気だ・・・


昔々、お隣の家のおばあさんが東山田から
お嫁入りに来た時は、満開の辛夷の花の下を
通って来たと話していた・・・と
ほのぼのとした話をしてくださいました。
辛夷花 先達偲ぶ 鎮魂歌(レクイエム)
春風や ほのぼの醸す 老いの酔い
古(いにしえ)の故事に習いて 花に聞く
(これは小生の駄作です。)